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2025

愛情


平素より大阪公立大学男子ラクロス部をご支援いただきありがとうございます

それぞれの皆様への感謝は最後に改めて書いていますが、

この4年間、応援をしてくれる方がいることの心強さを何度も感じました。先に感謝申し上げます





そうへいから紹介を受けました、

4年スタッフリーダーの小林海羽です



リーグ前ブログの会長の紹介はそうへいも私も

「次は会長です」で終わらせてしまったので、

今回は大真面目に紹介しようと思います


幹ミ中黙って聞いていたそうへいが急にニヤニヤソワソワし出したら私と会長のやり取りをいじってきます


なんやかんや会長のことを大好きなそうへい、おもろい








先日の引退式に行けず、1週間ほど38〜40度の熱が続き、

ウィンターで久しぶりに家を出ました


そのため数日前に引退後初めて練習に行けましたが

人が少ないのでワシワシ働きました、週5全然いけそうです

ただ来週には家を売り払い、完全に大阪を離れるので

叶いそうもないです

みんな頑張ってね





私は入部してからここまでの4年間を振り返り、

その後みんなへの感謝を伝えるブログでラクロス人生を締めくくりたいと思います














入部を決めたのは、ほとんど直感だった


新しいことが好きな自分の性格と

飾らない仲の良さ、活動への直向きさに惹かれた

先輩MGもみんな優しくて、この環境に入れたらと考えるとすごくワクワクするような素敵なチームだった



中高の部活動で、チーム活動にもスポーツに熱を注ぐことにもあまり面白さを見出せなかったけど

今となっては深いことを考えずに入部を決めてしまって正解だったなと思う







1年目


毎日が新鮮でとても濃かった

週5じゃ足りなかった


質問リストを作って聞きに行き

50音順にメニューまとめを作り

見よう見まねでオススメされた海外ラクロッサーの動画を見たり(これは正直意味はなかった気はする)

数年前の試合動画まで遡って実況メモを作って頭の中で実況練習をしたり


MGとして関わるからには、きちんと仕事をできて認められたい



5、6月頃にいきなり上回試合の実況を任された時に結構スラスラと言えてびっくりされたり、

先輩からこれはみうにお願いしたいと何かを任せてくれるときはとっても嬉しかった




金曜の1回練は22マネが5人ほどいてそれも楽しかったけど

てぃと2人で回す火曜1回練では走り回って、考えて動いて

(先輩にも沢山助けられたとは思いますが)


まだ未熟だった自分にとって怒涛の数時間だったけれど、

ガッツリ仕事ができるこの練習が1週間の中で1番好きだった

とにかく早く仕事ができるようになりたかった







そして

2022年10月のリーグ戦vs同志社大学


チームについて考えたり、自分が一員だという実感できる機会も少なく

リーグ戦はまだどこか“通り過ぎていくイベント”のようだった



そんな感覚を変えたのが、あの勝利だった




点が決まった瞬間、ベンチが揺れ、スタンドが立ち上がる

歓声が飛び交い、会場の温度が跳ね上がる

試合終了の笛が鳴って、選手やMGが駆け寄る




その一連の光景があまりにも圧倒的だった



全員の矢印が重なって、我を忘れて喜ぶ

何にも変えられないあの瞬間の虜になった







「胸を張ってこの瞬間を一緒に喜べる存在になりたい」

と強く思った










2年目以降、仕事を一人前にできるようになり

役割の理解、判断力、スピード

周りを見る余裕も出てきた

いかにして+αの仕事をできるかを考え、

ただの観客やお手伝いさんにならないように

PLからスカウティング資料をもらって頭に叩き込んだりもした




京大戦で悔しい思いをしたり

色々な出来事があったけれど

気付けば折り返しを過ぎて3年生になっていた



この頃からは、日々の業務だけではなく、

チームで動くうえで大切なこともたくさん学んだ


正しさより温度が必要な場面がある

筋の通った言葉が人を遠ざけることもある

失敗だと素直に認めるべき時もある

自分は想像以上に優しい言い方と言葉選びをしなければいけない

どんな出来事にも、その先には必ず“人”がいる


キリがないけれど、そんなことを日々考えるようになった




若干脱線しますが


2年生の時にドクターストップで1週間お休みをもらったあたりから体調が万全じゃないことも多く

思い返せば一昨年の阪大戦で熱中症で倒れ、

昨年の桃山戦も貧血で立てなくなり、

冬の練習で低体温症で動けなくなり、

つま恋初日の大雨で自分だけ2日目に高熱を出し

弱過ぎだ


MGだけでなくPLやコーチ方も含め、練習内外問わず沢山助けられました

情けないと思う場面も多かったのに、当たり前のように助けてくれた人たちがいました

もし信頼を揺らしてしまった場面があったら申し訳ないです

それでも最後まで続けられたのはみんなのおかげです、ありがとう






4年目


入部してから最高学年になるまではあっという間に過ぎ去った

ただこの1年は人生で1番長くて終わりが見えなかった




自分が向き合うことを避けてきた弱さ、欠点

もっとこうあってほしい、こう見えている

という否定的な意見にも耳を傾けて向き合わなければならず


発信をすること


そしてチーム発足当初は苦手意識を殺して

自分の中では頑張って声を出しているつもりでも

なかなかレスポンスが得られなかったり、

届いているのかわからないことも多く、

全てが難しくて、怖かった


考えたくなくても毎日練習中も、練習外も1日中ラクロスに追われて、気持ち的にも苦しかった


サングラスの下で泣きながら部活をしている日もあった







4年目で1番悩んだのは自分が淡白に見えるということだった

業務感が強い、もっとゆるくやってもいいのに

とか色々と意見をもらう機会があって


自分なりに仕事には責任とプライドを持ってやってきた



ただ感情がわかりやすく表に出るタイプの人間ではないし

自分で想像しているよりも冷たく見られることが多いこともわかっていた

だから2年生の時から熱意の伝え方にはずっと頭を悩ませてきた



そしてMG、さらにはリーダーという役割にある以上

パッションはわかりやすく出して

周りを先導しないといけないこともわかっていた



だけどどこかで、完璧な仕事を積み重ねていけばわかってくれるだろうと思って逃げてしまっていた


ベタベタしたり仲の良さだけで大切に思ってほしいとも思わなかったし



だからどんどん完璧な仕事を提供することにストイックになっていった

特に最後の1年は少しでも仕事のミスがあれば全部自分のせいだと思って毎回落ち込んでいた





でもそんな自分の見え方は向き合わなければいけない課題だったから

自分の見え方、MGとしてどうありたいのか

もう一度考えた


自分でも意外ではあったけれど

私は別にシゴデキとか、敏腕MGと思われたいわけではないということ




最後の試合でベンチ入ってくれて良かったとか

ありがとうとか言われたいし



意識していなかったけど、

みんなへの愛情とかチームを大切に思う気持ちも持っていて、

それも伝わったら嬉しいなと思った





また、私だけでなく

自分が沢山見てきて、話してきて知っている

MGみんなの部活への大きな愛情、熱意も

もっと私が引き出して伝えられるようにならなければいけないと思った



その辺りからは前よりも

誰よりもみんなのことを見てきたと思う

そう見えていただろうか


どんな言葉なら届くか

どういうことをしたら士気を下げてしまうか

どんな表情をしているか

私の言葉で居心地悪そうにさせていないか

誰が何を抱えていそうか

人を喜ばせるにはどうしたらいいか


とかもっと細かいことも


元々感情自体は深く、周りの人の反応や表情の変化、

言外の意味にも過敏な人間だったので余計色々なことを考えた






今まで私は交友関係を広く築くことを好まず、

合わないと感じた人とは早い段階で距離を置いてしまっていたし、

むやみに人に話しかけるのも面倒に思ってしまう性格だった

(感じの悪いヤツ)



だから価値観の違う人とも向き合い

誰かを理解しようと色々考えて、行動にも移そうと試行錯誤をして、

また自分を認めてほしいとまで思ったのは初めてだった


まあ人生20年ほど生きてきてようやく

きっと遅いのかもしれないけど、結構、自分の中では頑張った




しょうもないことや、ある人にとっては当たり前のこともあるかもしれないけど

例えば思っている何トーンも優しい声で返事をするとか

ラクロス垢に積極的にいいねをするとか

飲み会も呼ばれたらほぼ必ず行くようにしたり

色んな人に自分から話しかけたり

keepメモに何パターンも文章を送って、より言葉が伝わるようにしたり

復唱狂いになって、ナイショとかもしつこいくらいに繰り返し言って声を出した




向き合った分だけ

みんなの努力や変化が見えるようになった

前より周りから話しかけられるようになったことも嬉しかったし

一人一人の表情が見えて

考えていることが想像でき

愛情が深まっていった


気付けば仲間を愛おしいと思う瞬間も増えていた

入替戦のアップの時はそんな日々もこれで最後かと思うと涙が出そうになった






入替戦の日

2点目をしゅんやが決めた時、声を出して泣いた

張り詰めた糸が切れ落ちたように

信じたいけど怖い、という気持ちを拭い去ってくれた気がした

信じると言う行為にこんなに体力がいるとは思わなかった



リーグ戦の行方に不安で堪らない日も、

クロスを奪って自分がGBに走りたくなる瞬間も、

アップのランニングの遅さに隣で追い抜かしてやろうかと悶々とする瞬間も、

的外れなことを言われて落胆することもあったけど



それでも自分が見てきたみんなの気持ちや葛藤を信じようと思うことができ

勝ってくれると4Qの最後まで疑うことなく思わせてくれて

最後にあんなにワクワクする試合を経験する事ができたのは、間違いなくみんなのおかげです







特にこの1年は弱さを嫌っていた自分が、

人生で1番弱さと向き合わされた年だった


みんなを成長させなければいけない立場なのに、

みんなに沢山の成長するきっかけをもらう事になってしまった








この4年間を通して、昇格の先の景色を知ることはできなかった


この間の入替戦ももちろん勝たなければいけなかったし、

結果主義者なので、思い出で上手く丸め込みたくはない


ただ結果や栄誉を獲得するよりも大切に思えるものも

まあたまにはあるんじゃないかと

学ぶことができた



自分なりにこのチームを愛した経験は私の誇りです





現役のみんなは

チームを愛して、みんなを大切にして

力みすぎずそれでも誠実に

頑張ってください




たくさん素敵な経験をさせてくれてありがとう












感謝コーナーはしっかり書いたので必要な部分だけ読んでください


22MG

どんなに嫌なことがあっても22マネのおかげで頑張れました

確か4月から計画したお寿司は8月に実現し、

3回くらい日程調整をしてようやく11月に焼肉に行けました(しかしさなはインフルで不在)、みんな忙しすぎです

リーグ戦前に私らもお揃いの靴下作る!?って

LINEで4.5時間盛り上がって作り上げた可愛い靴下は、

試合が延期に延期を重ねたおかげで1回しか履くことがないまま長ズボンの季節になってしまって悔しい(> <)

定期的に集まるように私が呼びかけるのでヨロチク




後輩MG

ここまで一緒に駆け抜けてくれてありがとう

今年はよりいっそうみんなと仲良くなれたと思っています

LINEのレスポンスがないと不安になる私ですが、みんなが毎回可愛いスタンプでリアクションしてくれるのでとっても喜んでいました

可愛い後輩ですね


周りを見てよく動けるみんななら大丈夫です

きっと今年も沢山吸収して、考えて、成長して、有意義な1年にできると思うし、頼りになる組織になります

引退したら絶対応援行かないだろうとずっと思っていたけど、

試合行ってベンチ外でポゼとかデータとかインライとかWMの受付とかするつもりで

人事面談でも遠くに飛ばさないように頼んでおいたからね‎^_-

(要望が通るかは知らない)





22PL

みんなの言葉に傷つけられたことも沢山あるけど、そんな率直で真剣なみんなのおかげで色々なことを学べたと思います

入替戦の試合終わり、色んな人に謝られたな

うまく返せなかったけど、サマーの時から最強の世代だと期待され、

2回生の時から活躍して、最高学年になっても周りからとても頼りにされてずっと輝き続けていたし、

ダサいところはほぼ見たことがありません

沢山のありがとうを届けます

社会人になってもたまには飲み誘ってね


(りょうがが引退式私がいなかったからとリーグ前の写真を使ってくれたり、さながみうの載ってる写真も載せたよ!ってわざわざLINEしてきてくれたりしてなんて可愛い同期なんだ、と思いました)




23.24.25PL

半ば母親のような気持ちで見ていたみんながラクロス狂いになっている姿を来年のリーグ戦で見るのが楽しみです


以下ほぼ現役全体へのメッセージになってしまったけど

努力できることは当たり前じゃないです

壁の習慣も、趣味にまでなってる筋トレも、

MGのみんなが栄養や検定の勉強をしていることも、

当たり前のように毎日眠い目を擦りグラウンドに行くことも

誰も今更褒めてくれることはないと思うけど


ウィンターの時に後ろから見ていて、24のみんなの背中が広くなっていてびっくりしました



特に最上級生はそう慢心して立ち止まってる暇はないかもしれないけど

たまにはまあ自分頑張ってんなーと自分のことも労ってあげてください


ただ日本一や関西制覇を目指す最前線にいる選手、コーチ、スタッフの方と関われる機会が今年は個人的にとても多かったけれど

自分なりの意見を持っていて、姿勢、ラクロスへの解像度

背負っているものが違うと感じることもありました

たった数時間の練習だけでそれが伝わるのもすごいと思う


グラウンドに入った瞬間から人が変わり、

ラクロス以外の話なんてせず、

愛着や執着にも近い熱を注ぎ


努力は当たり前じゃないけど

その当たり前の水準を高められた先に強くい続けられるチームがある


ラクロスを続ける中で未来が見えなくなることがあるかもしれない

それでもひたむきに続ければ必ず変わるもの、見えるものがあると保証します

ただ4年間を時間で埋めるだけではダメです


それはきっと単なる学生の部活動としてではなく、

人生経験としてとても価値のあるものになると思います



なんか偉そうなこと言ったけど

恐れずに積極的に考えて、動いて、話して、楽しんでね





コーチ方、樋口さん

沢山私たちのために時間を使って、足を運んでくださりありがとうございました

役職柄、直接相談に乗ってもらう機会や、私からご連絡をさせていただく機会も今年は特に多かったですが、ご自身の生活や活動も忙しい中チームのことに真剣になってくださり、自分自身の姿勢が情けないと感じさせられることも多かったです

皆さんの言葉が、姿勢が本当に尊敬でき、

部員の大きな力となっていたことは間違いなく言えます

これからもまたラクロスを通してご縁がありますと嬉しいです



19.20.21のOB•OGの皆様

ラクロスは楽しい、続けたいと思い続けるきっかけをくださりありがとうございました

基本先輩っ子なので、1、2年生の頃が1番純粋に部活が楽しかったんじゃないかと思います

引退してからもたくさん試合に足を運んでくださったり、ご飯に行くことができたり、この縁が続いていることがとても嬉しいです

入替戦も、来れない方からも沢山メッセージをもらい、本当に励みになりました



その他OBOG保護者の方、応援団・女ラクの皆様、スポンサーの皆様ほか

広報班の一員として、また幹部として

いろいろな皆様からの応援の言葉や、サポートに直接触れる機会がありましたが、本当に感謝してもしきれません

私の中ではこんなに応援してくれてるんだからもっと期待に応えなきゃというポジティブな力に、確実に変わっていました

これからも変わらずチームを応援していただけると嬉しいです



明日部活があるというだけで憂鬱で涙が止まらないような時期もありましたが、ほとんど誰にも相談できませんでした

1回だけ若干弱音を吐いたときに親はもう辞めて帰っておいでと言ってくれた気がします

どうせ私が辞めることも帰ることもできず、

そのままやり続けることをわかって言ってくれた言葉のおかげで

ちょっと気楽に臨めたかな、セクシーサンキュー






次は会長です


むかついてLINEの名前を一瞬だけアホ之助かなんかにしたこともあったかも(怒らないで♥)

先日の体調不良の心配とともに送られてきた長めの感謝LINEはまだ頭が回ってないからという理由でちゃんと返事をしなかったけど

私たち2人がリーダー職をしていても険悪にならなかったのは私がむかついて冷たい態度をとっても、反抗せずまたケロッと話しかけてくるような会長の器の大きさもあったからじゃないかと思い、感謝しています

会長は議論ができる相手だったからやりやすかったし、当初思っていたよりも相性は悪くなかったと私は思ってるよ

4年間あしらってきたので今更なんと言っていいかわからないけど、私自身も助けられたし

チームに対して誠実な姿勢はみんなからも信頼されていたんじゃないかな

この1年で会長はとても成長したし、愛されるリーダーだったんじゃないかと偉そうながら思います



そうへい君も大喜びの、今シーズン1のムネアツ紹介ではないでしょうか

25シーズンを締めくくるラストブログ、期待しています


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