初めにOBOGの皆様、保護者の皆様、並びに関係者の皆様、平素より大阪公立大学男子ラクロス部をご支援いただきありがとうございます。
皆様から多くの期待を寄せられた中でこのような残念結果になってしまったのは最上回生である22の力不足だと痛感しています。
後輩達はこの悔しさを糧に頑張って欲しいと思います。
関係者の皆様も引き続きご支援して頂けますと幸いです。
さて、今日から22の引退ブログが始まります。
19の引退ブログで22に期待してくれていて嬉しくなって、20の引退ブログで感謝されて泣きそうになって、21の引退ブログで謝られて泣きそうになって、とうとう自分たちの番だと思うと4年間は本当に短いなと思います。
トップバッターということで何を書くのか迷いどころですが、恐らく入れ替え戦のことはこれ以降の22が書くと思うのであえて外します。
拙い文章ですが、先輩達のように後輩の心に何か残せるようなものを書けたらと思います。
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自分が1回生の頃、FOを始めるに当たってブログで目標を立てた。
「公立大学の強いFOの文化を作ること」
(参照:大阪公立大男子ラクロス部ブログ「賛辞」 )
とはいえ最初は、チームにFOが自分しかいなかったので、毎日シャドーだけを続けてビビって武者修行にもほとんど行けなかった。
2回生になると、本格的にFO専属となり、スタメンに抜擢された。
「どうしてもチームに貢献したい」
その一心で、他大学へ武者に行き、多くのFOerからアドバイスをもらいながら、自分を磨き続けた。
3回生は、正直苦しかった。
オーストラリアで戦い抜き、自信を持って臨んだリーグ戦。
結果は――3部降格。
先輩たちの力になれなかった自分が悔しくて、情けなくて、部活を辞めようかとも考えた。
そして迎えた最後の年。
多くの期待を背負って挑んだシーズン。
しかし、チームは3部残留。
自分自身もベスト10には届かなかった。
結果だけ見れば、
――「何も残せなかった」
そんな4年間だったのかもしれない。
だが、ベスト10発表後にふと聞こえた。
「なんで公立大がベストFOじゃないんだ?」
その言葉を聞いたとき、少し誇らしかった。
“公立大=強いFO”
そんなイメージを持たれていたことが、純粋に嬉しかった。
1回生のブログに、こう書いた。
「賛辞なんていらない。
強いFOの文化を作れればいい。」
まさかここで、伏線回収をできるとは思わなかった。
結局のところこの話で言いたかったのは、
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努力は必ず誰かに影響をあたえる。
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ということ。
後輩達は3部という場で一から環境を作っていかないといけない。
上手く環境を作れなかったり、個人としても壁にぶち当たったりするだろう。
ただその努力は必ずどこかで誰かに影響を与えている。それが相手チームなのか、自分のチームなのか、はたまた自分自身なのか。
それは人それぞれだろう。
自分自身、記録には残ることは無かったが、公立大のFOとしての土台は多少は作った自負がある。
これから後輩達が公立大の強いFOとしてどんどん成長し、活躍してくれることで、自分がやってきたことが間違いじゃなかったと証明出来ると信じている。
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ここから関わってくださった方々へのメッセージです。(順不同)
特に多くの方に支えられた自分ですので、もはやこちらが本編と言えます。
22へ
4年間本当にありがとう。
オフェンス、ディフェンス、ゴーリー、マネージャーと
先輩から頼りにされ、後輩にも慕われていた周りの中で、自分は皆と一緒に肩を並べていれたのか、正直不安でしか無かった。
ただFOしか出来ない自分が22と並べられるのに苦しんだ時期もあった。
でも何があってもこのチームで戦い抜きたいと思えるようなメンバーだったからこそここまでやってこれたと思う。
ありがとう。
これから社会人になったり、大学院に行ったりで、今よりも距離が離れてしまうが、是非定期的には皆で旅行に行ったり、飯にでも行こう。
後輩達へ
まずは2部の舞台を用意出来ず申し訳ない。
そして22について来てくれてありがとう。
本当に自分達を信頼してくれていた後輩達に2部の舞台を用意できなかったのは不甲斐ないとしか言いようがない。
2部にあげることは自分たちにとって最低限やらないといけないことだと思っていたし、それ以上のことをもっと残せると思っていた。
もう一年3部で戦うということで、色々不便や苦労をかけるかもしれない。
でも先輩からのアドバイスとしてそういった中でも、常に上のステージを具体的にイメージして練習に取り組んで欲しい。
イメージがつかないなら、武者に行くなり、合練をするなりして、1部、2部のチームとはどういうものか、自分達と何が違うのか、具体的な言語化が出来るまで考えて欲しい。
毎年言われているが、公立大に足りないのは上のステージに対する具体的なイメージ。
公立大が2年間3部で戦っている間に、他大学は1部、2部の修羅場を2年もくぐり抜けている。
来年入れ替え戦をするのは2部を戦い抜いたチームで、昇格後に目指すのは何年も1部を戦ってきたチーム。
難しいことではあるが、このイメージを常にもって来年1年間戦って、2部に昇格して欲しい。
ひろとへ
こんな先輩がFOの直属の先輩で苦労をかけたかもしれない。
特にひろととは何度もぶつかったりしたかもしれないが、断言出来るのは俺が1番ひろとのFOに期待していること。
強みを伸ばし、自分なりの公立大FOユニットを作り上げて欲しい。
そして来年は関西を圧倒出来るよう公立大の真に強いFOを見せて欲しい。
かつとへ
かつとは来年は本格的に試合に出ると思う。
今年の合宿で聞いた意気込みでひろとをボコボコにすると宣言したあの時は何言ってんねんやったけど、どんどん上達していると思う。
これまでのように俺がいるわけじゃないから、自分からどんどん動いて色んな選手から技術を吸収して欲しい。
とりあえず武者に行け武者に(笑)
15番を公立大のFOの伝統の番号に出来るように頑張って欲しい。
コーチ陣へ
本当に多くのコーチの方に支えられ、4年間を過ごしてきました。皆様のおかげで自分達の力を出し切ることが出来たと思っています。
本当にありがとうございました。
引き続き大阪公立大学男子ラクロス部を応援頂けると幸いです。
和田さんへ
昨年はありがとうございました。
公立大初のFOコーチを全く関係のなかった自分からの突然の依頼にも関わらず快く引き受けて下さり感謝しています。和田さんのような華麗な処理はついぞ出来ませんでしたが、対人はあの頃よりも上手くなった思います。是非またFOをしましょう!
RAGAさんへ
本当にお世話になりました。
1回生の冬に初めて来てくださってから公立大に何度も足を運んで頂き、多くのアドバイスを頂きました。
RAGAさんとの出会いがなければFOとしての今の自分は本当に無かったと思っています。
また、お忙しい中で、本年度FOコーチを引き受けて下さりありがとうございます。自分の密かな夢であったRAGAさんと一緒にプレーをするというものを叶えることができ本当に良かったです。
来年の去就は不明ですが、是非次は対戦相手として一緒にプレーしましょう。
ビクターさんへ
恐らくこのブログを見ているか分かりませんが、自分の中の最高の目標として、師匠として本当にお世話になりました。
1回生でいきなり突撃で武者をお願いした自分を快く受け入れ、惜しみなく技術を教えて頂き、本当に感謝しています。
実は自分は2度ラクロスを辞めたいと思った時がありましたが、2回ともビクターさんのおかげで辞めずに頑張ろうと思えました。
またFO武者に伺わせて頂きます!
サウナもお願いします!!
関わってくださったFOerの皆さん
関西、関東を中心に多くのFOerと対人練習をし、様々な技術を身につけることが出来ました。
本当にお世話になりました。
来季もまだ学生なので是非武者に呼んでください!
Dear every one who helped me in Australia.
Thank you for helping me in Australia.
With everyone's help, my biggest challenge was successful.
I'm going to Australia again! (Of course, I'm going to USA)
他にも家族や周りの人の支えで最高の大学ラクロス人生を最後まで走り切れました。
本当にありがとうございます。
これで引退ブログを締めさせて頂きます。
結果的にブログよりも感謝のメッセージが2倍以上あるのは、かえって自分らしいブログかなと思っています。
次はかずやです。
1回生から期待をされ続け、プレッシャーもかかる中でエースの責務を全うしたと思います。
チームを引っ張ってくれてありがとう。

